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【江戸雑学草子】 第15回

2003年11月23日

チーズもラーメンも食べた黄門さま


 徳川家康は、漢方薬マニアとして知られています。

 きざみ(薬草)を色々調合して自分に合う漢方薬を作ってのんでいたそう
 な。

 常備薬は、どうやら「八味地黄丸(はちみじおうがん)」だったと、何か
 の本で読んだことがあります。


 血は争えなくて、孫の水戸二代藩主徳川光圀は、特に薬膳料理のマニアだ
 った。

 光圀公は、中国人儒学者、朱舜水(1600〜82)をわざわざ長崎から
 よび、生涯の師として仰いだそうで、その影響は大きい。

 しかも、領地(茨城県高萩市)に牧場まで作り、牛、豚を飼い、牛乳、肉
 、ハム、チーズを作ったと言う。

 だからこそ、当時じゃ大変長命で、数え73歳の長寿をまっとうした。


 彼が食べたラーメンの記録があります。(「江戸時代館」小学館)

 中華麺を作る時に使う、鹹水(かんすい)も、椿の枝を燃やした灰の灰汁
 (あく)を代用するなど、本格的だったんですよ。

 スープは、ハムで取り、チャーシューのかわりにハムがのっかってる。

 薬膳料理に欠かせない薬味として、韮(にら)、辣韮(らっきょう)、葱
 (ねぎ)、大蒜(にんにく)、生姜(しょうが)の「五辛(ごしん)」が
 ついた。

 光圀公が、元祖ラーメン党と言い切っていいでしょう。

 ただ、ラーメンとは呼ばず「かけ」と言った。


 光圀公が、ラーメンをすする情景を思い浮かべると、ちょっと私もラーメ
 ンを食べてみたくなりました。

 八重洲地下街に、さっぱり味のスープで、おいしいラーメン屋さんがあり
 ます。

 では、ちょっくら、行ってまいります。

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