【江戸雑学草子】 第39回
2004年03月04日
居酒屋
浅草の観音様の近くに、名前は忘れたけど、
全国各地の酒を飲ませる店があるんです。
もう30年近く前に一度だけ、友達につれて行ってもらって
なんか、気難しい店だなぁーと思った記憶があるんです。
二合徳利を一人2本までしか飲ませず、
肴も佃煮しかない。
江戸の居酒屋もこんな感じで、
酒屋が酒を売るだけでなく、店の座敷で客に飲ませたんです。
映画やテレビドラマで見るように、座敷にテーブルなどない。
あと、徳利がない。
徳利は貸し徳利と言って、量り売りの酒を入れてお客に渡し
お客は飲みきって、また買いに来るときに返す。
そういやァ、ガキの頃、空の一升瓶を持って酒屋に行くと
酒屋のオヤジさんが、酒を樽から升についで、量って、
その瓶に詰めるんです。
きっと、おいしい酒だったろうなァー、
えーっと、燗徳利でなく、
チロリと言って、細長い土瓶の様な物で燗をしたんですな。
酒は、灘、伏見から舟でやって来た。
「富士見酒」と言って遠州灘を渡って来た酒が、作った時よりおいしくなっ
たそうです。それはなぜかと申しますと、
えーッ、
お酒は、生ものですから、腐ります。
ところが、室町時代から「火入れ」と言って
酒を低温殺菌する技術を取り入れ、腐ることはなく江戸に運んだ。
また火入れをした酒は、舟に揺られ事によって、
うまみが増したそうです。
はい、ところで、
私は、自慢じゃないですが、酒飲みですから、酒にはうるさい。
辛口が好きです。
この界隈で、それを出す店の数が少ないのですが、
「菊正(菊正宗)」がいいですねー。うまい。
暮れと正月に、神戸の友人が送ってくれた「大黒正宗」にも惚れた。
もう一本、掘り出し物がございまして、
ネット友達でもある高知の酒屋さんから買って半信半疑で飲んだから、
「ううううう、うメェー」って、山羊になっちゃった。
「司牡丹 純米酒 美稲」1.8L 2138円
http://k.c.combzmail.jp/t/g6og/ri0k66jiyojno60i
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