【江戸雑学草子】 第43回
2004年03月30日
江戸三千両(魚河岸)
江戸三千両と申しまして、
江戸には、1日千両というお金が落ちる場所が3カ所ございました。
魚河岸、芝居の二丁町(にちょうまち)、吉原です。
まず、近場からお話を申し上げますと
魚河岸ですな。
ヤギ薬局方面から、中央通りを神田方面に進み、
日本橋を渡りきった、すぐの右側から江戸橋にいたる区域が
魚河岸があった場所です。
今、その場所を日本橋のたもとから見渡すと、
すぐに、江戸橋が見えるので、そう広い場所じゃありません。
築地の魚市場と比べるとえらく狭いですね。
生の魚を扱ったわけですから、冷蔵庫も無い時代で貯蔵ができないし
遠隔地に売りに歩くわけじゃないですから、今の、中央、千代田、港区
あたりがマーケットでした。
でも、この地域に、天保三年(1832)の人口調査によると、
町人だけで545614人、武家と僧侶を加えると100万人近くの人が
住んでいたわけですから、魚河岸はその人たちの胃袋をまかなっていたん
ですねー。
一つ疑問がわきませんか?
魚屋さんは、朝まだ暗いあたりから、魚河岸に荷揚げされた魚を仕入れて
町を売りにまわります。
魚屋さんは、お客の求めに応じて、魚を刺身や切り身に調理してくれます。
煮物にするなら、下ごしらえをしておけるから腐らず夕食のおかずとして
おいしく食べられます。
じゃ、お刺身は??
いい貯蔵場所がありました。
それは井戸です。
刺身を器に入れて、井戸の中に吊しておきます。
ところで、真夏、井戸でも間に合わない場合は???
どっちみち、魚も、暑さで痛むので、入荷がなかったから
魚河岸は、開店休業状態だったわけです。
夏は、干物しか店に並んでいなかったそうですから、
刺身は涼しくなるまで食べられなかった様でございます。
さて、二丁町、吉原については、
次回以降、お話させていただきます。
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